ドラフト展望

NBAドラフト2026はいつ?仕組み・ロッタリー・日本時間の放送まで完全ガイド

公開日2026.06.16編集部 · 5 min
ドラフト展望NO. 03
14%
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NBAドラフト2026、まず全体像を3分で

NBAドラフト2026は、現地6月23日(火)に1巡目、24日(水)に2巡目という2夜開催になる。日本時間だと1巡目が6月24日(水)朝9時、2巡目が6月25日(木)朝9時のスタートだ[1]

会場はブルックリンのバークレイズ・センター。今年は誰が、どんな仕組みで選ばれるのか。この記事では日程・視聴方法から、ロッタリー(抽選)の考え方、上位候補の顔ぶれまでを一気にまとめます。

むずかしい用語は最小限に。通勤のあいだに読み終えて、ドラフト当日の朝に「で、結局どうなったの?」と聞かれても答えられる──そこをゴールにしました。

この記事のポイント
  • 日程と日本時間がカギ ── 現地6/23-24開催、日本では6/24・25の朝9時から。国内中継は未発表で、確実に見るならNBA League Pass
  • 最下位でも1位とは限らない ── 1巡目上位はロッタリーで抽選。リーグ最下位でも全体1位の確率は14%どまり。「わざと負ける」を防ぐ仕組み
  • 注目は16年ぶり1位のウィザーズ ── 全体1位指名権はウィザーズが獲得。上位4人は大学1年生で、得点王のAJ Dybantsaが本命視される

そもそもドラフトとは何か、今年はどんな位置づけか

NBAドラフトは、各チームが新しい選手を指名して獲得する年に1度のイベント。大学やプロ予備軍などから有望株が名乗りを上げ、チームが順番に1人ずつ選んでいきます。指名は2巡あり、全体でおよそ60人が新たにNBAの入り口に立つ。

大事なのは「弱いチームほど早く選べる」という原則だ。前のシーズンで負けが込んだチームほど上位で指名でき、有望な若手を獲りやすくなる。戦力の偏りをならし、リーグ全体の競争を保つための仕組みになっています。

今年の開催は、これで3年連続の2夜方式。1日目に1巡目、2日目に2巡目と分けることで、各チームの指名にじっくり時間をかけられるようになりました。シーズンが終わり、次の主役はこのドラフトとその後のFA(フリーエージェント)市場へ移っていく。

データブロック①:日程・日本時間・視聴方法まとめ

■ NBAドラフト2026 開催データ
1巡目 … 現地6月23日(火)20:00 ET = 日本6月24日(水)朝9:00
2巡目 … 現地6月24日(水)20:00 ET = 日本6月25日(木)朝9:00
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会場 ………… バークレイズ・センター(ブルックリン)
米国放送 …… 1巡目=ABC/ESPN、2巡目=ESPN
開催形式 …… 3年連続の2夜開催
ロッタリー … 抽選対象は14チーム
指名構造 …… 2巡・約60人
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日本での視聴 … NBA League Passで両日配信
※ 国内サービス(Prime Video等)の中継は未発表

日本のファンが気をつけたいのは、現地の日付と日本時間がずれること。現地6月23日の1巡目は、日本では翌24日の朝に当たります。「23日に見よう」と思っていると半日すれ違うので、カレンダーには日本時間の6月24日・25日の朝で入れておくのが安全だ。

視聴については、米国・カナダ以外の地域はNBA League Passで両日配信されることが公式FAQで案内されている[1]。日本国内のサービスでドラフト中継があるかどうかは、この記事の時点で公式発表が確認できていません。確実に見たいならLeague Passを押さえておくのが堅い選択になる。

ロッタリーの仕組み──最下位でも1位の確率は14%だけ

ここが今日いちばんの持ち帰り。「最下位のチームが全体1位を指名できる」と思っている人は多いけれど、実際はそう単純ではありません。1巡目の上位4つの指名権は、抽選(ドラフトロッタリー)で決まるからだ。

仕組みはこうです。前シーズンの成績が悪いチームほど当たりくじを多くもらえる。でも最下位でも、全体1位を引き当てる確率は14%しかない[2]。残りの86%は他チームに回る可能性がある。つまり「最下位=1位指名」は確約されていません。

最下位にいちばん多くくじを配りながら、それでも当選は14%に抑える。これがロッタリーという抽選の肝です。

なぜわざわざ抽選にするのか。狙いは「意図的な負け」を防ぐことにあります。来季の上位指名ほしさにわざと負けを重ねる行為は"タンク"(tanking)と呼ばれ、リーグが長く頭を悩ませてきたテーマだ。もし最下位が確実に1位を獲れるなら、シーズン終盤に勝つ気のないチームが出かねない。わざと負けたほうが得をする状況をつくらないため、上位指名権を確率のゲームにしているわけです。

私はミニバスで子どもたちに「負けてもいいから、最後まで全力で走ろう」と言い続けてきました。NBAのロッタリーは、それを大人のリーグでルールとして担保している仕組みだと考えると腑に落ちます。勝ちにいく動機を、リーグ全体で守っている。

今年その抽選を制したのがウィザーズだ。当選確率14%を引き当て、全体1位指名権を手にしました。ウィザーズの全体1位は2010年のJohn Wall以来、実に16年ぶりになる[3]。長く低迷してきたチームにとって、再建の起点になりうる一夜です。

データブロック②:指名順上位5と注目4選手

5月10日のロッタリーで決まった上位の指名順と、3社のモックドラフト(指名予想)がそろって挙げる候補を並べます。1位から5位までは、ESPN・CBS・The Athleticの予想が一致している範囲だ。

■ 指名順 上位5(3社モック一致の範囲)
1位 … ウィザーズ → AJ Dybantsa(BYU・SF)
2位 … ジャズ → Darryn Peterson(カンザス・G)
3位 … グリズリーズ → Cameron Boozer(デューク・PF)
4位 … ブルズ → Caleb Wilson(UNC・PF)
5位 … クリッパーズ → Keaton Wagler(イリノイ・G)
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※ 全体1位はウィザーズが16年ぶりに獲得
※ 上位4人はいずれも大学1年生

上位の中心は大学1年生。なかでも本命視されるのが、BYUのAJ Dybantsaです。スタッツを見ると突出ぶりが分かる。

■ 注目4選手の2025-26 NCAAスタッツ
Dybantsa(BYU・1年)… 25.5点 6.8R 3.7A
Peterson(カンザス・1年)… 20.2点 4.2R 1.6A
Boozer(デューク・1年)… 22.5点 10.2R 4.1A
Wilson(UNC・1年)……… 19.8点 9.4R 2.7A
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Dybantsa … D1全体の得点王(FG51.0%)
Boozer …… ダブルダブル22回(全米トップ級)

Dybantsaはこのシーズン、1試合平均25.5点でNCAAディビジョン1全体の得点王になった[4]。1年生で得点王というのは、それだけで規格外です。サイズと爆発力をあわせ持つ得点役として、主要な指名予想のすべてで1位に挙げられています。

3位候補のCameron Boozerは、元NBA選手Carlos Boozerの息子。22.5点10.2リバウンドと、得点もリバウンドも高水準でこなす万能型のビッグです。上位4人はそろって大学1年生で、「この4人は別格」というのが専門家の一致した見方になっている。

日本人選手のエントリーと、日本での視聴

気になる日本人選手の動向ですが、ドラフト2026のアーリーエントリー(早期登録)のリストには、現時点で日本人選手は確認できていません[5]。ただし大学4年生など「自動で資格を得る選手」は登録リストに載らないため、完全にゼロとは限りません。

日本での視聴は、前述のとおりNBA League Passが基本線。指名された選手のプレー映像はドラフト後に各メディアで出回るので、リアルタイムで追わない場合でも、翌日のニュースで結果を拾えば十分に楽しめます。

河村勇輝のように、ドラフトを経ずにサマーリーグや2way契約からNBAをめざす道もある。ドラフトはNBA入りの入り口のひとつであって、すべてではない、というのは押さえておきたいところです。

ドラフト当日に向けて、これからの楽しみ方

当日の最大の見どころは、まず全体1位。ウィザーズがDybantsaを指名するのか、それともサプライズがあるのか。そして上位4人が予想どおりの順番で消えていくのか──ここが序盤の山になります。

もうひとつの楽しみは、指名権トレード。ドラフト当日はチーム同士で指名権を交換する動きが活発になり、当日になって指名順がガラッと変わることも珍しくありません。だから「事前のモック=確定」ではない、という心構えで見ると面白さが増します。

弱いチームほど早く選べる。でも最下位でも1位は14%。この一行さえ頭に入れておけば、ドラフトの夜はぐっと読みやすくなる。

ドラフトが終われば、次は7月のFA(フリーエージェント)市場。誰がどのチームへ動くのか、夏のNBAはここから本格化します。Court Visionでは上位候補の個別解説やFAガイドも順次お届けする予定なので、あわせてどうぞ。

当日の朝、コーヒー片手にこの1本を開き直してもらえれば、指名のたびに「あ、これか」とつながるはずです。ドラフトの夜が、少し待ち遠しくなってきませんか。

出典

[1] 開催日程(現地6/23-24・日本時間6/24-25朝9時)・会場・米国放送・League Pass配信:NBA.com「NBA Draft 2026 set for Barclays Center on June 23-24」 https://www.nba.com/news/nba-draft-2026-set-barclays-center-june-23-24 / NBA.com Draft FAQ https://www.nba.com/news/nba-draft-faq
[2] リーグ最下位の全体1位当選確率14%・抽選対象14チーム:CBS Sports「2026 NBA Draft order, lottery odds」 https://www.cbssports.com/nba/news/nba-draft-order-lottery-odds-2026/ / NBA.com「2026 NBA Draft Lottery Results」 https://www.nba.com/news/2026-nba-draft-lottery-result
[3] ウィザーズの全体1位は2010年John Wall以来16年ぶり(当選確率14%・2025-26は17勝65敗でリーグ最下位):ESPN「Wizards win 2026 NBA draft lottery, first overall pick」 https://www.espn.com/nba/story/_/id/48742366/washington-wizards-nba-lottery-draft-2026-first-overall-pick-aj-dybantsa / NBA.com(AP) https://www.nba.com/news/2026-nba-draft-lottery-result
[4] AJ Dybantsaの1試合平均25.5点はNCAAディビジョン1全体の得点王(2025-26シーズン):ESPN選手ページ / BYU公式「Dybantsa named Julius Erving Small Forward of the Year」 https://byucougars.com/news/2026/04/4/dybantsa-named-julius-erving-small-forward-of-the-year
[5] 2026ドラフトのアーリーエントリー登録者に日本人選手は確認できず(自動資格者はリスト対象外=留保):Hoops Rumors「2026 NBA Draft Early Entrants List」 https://www.hoopsrumors.com/2026/04/2026-nba-draft-early-entrants-list.html / Rookie Scale「2026 Early Entrant Tracker」 https://www.rookiescale.com/2026-early-entrant-tracker/

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