データ分析

【リキャップ】ブレイザーズ対レイカーズ──Luka Dončić、53得点でも残り50.8秒は4点差

公開日2026.11.08編集部 · 9 min
【リキャップ】ブレイザーズ対レイカーズ──Luka Dončić、53得点でも残り50.8秒は4点差

現地11月6日(日本時間7日)、ブレイザーズ対レイカーズはレイカーズが124-118で勝利。Luka Dončićは53得点です[1]。

ただ、53得点だけでは逃げ切れた理由を説明できません。レイカーズは前半を7点ビハインドで終え、第3Q終了時には12点リード。残り50.8秒には4点差まで迫られました。

この試合の発見は、Lukaの53得点を「大量得点」で一つにまとめないことです。点差を反転させた第3Q20点と、残り50.8秒から4点差を8点差へ戻した2プレーを分けて読みます。

この記事のポイント
  • 53得点は3つの入口──2Pで24点、3Pで15点、FTで14点
  • 第3Qだけで20得点──ブレイザーズの同Q15点を一人で上回った
  • 残り50.8秒で4点差──LukaのフローターからReavesのダンクへつないだ

53得点は、一つの方法で作った数字ではない

Lukaは38分09秒でFG 17/33、3P 5/15、FT 14/18。5リバウンド、5アシスト、3ターンオーバーでした[1]。

FG成功17本から3P成功5本を引くと、2Pは12/18です。得点の内訳は2Pの24点、3Pの15点、FTの14点。合計すると53点になります。

外から5本を決めただけではありません。2Pで24点を取り、18本のFTも得ました。3つの得点源へ分かれた記録です。

LUKA · 53-POINT MAP
MIN / PTS38:09 / 53出場時間と得点
FG17/33全シュート
2P12/1824得点
3P5/1515得点
FT14/1814得点
REB / AST5 / 5つなぎの記録
TO3LALは11
+/-+16出場中の得失点差

第3Qの20点が、7点ビハインドを12点リードへ変えた

前半終了時はブレイザーズ60-53レイカーズ。レイカーズは7点を追う側でした。試合が反転したのは第3Qです。

レイカーズは第3Qを34-15で取りました。7点ビハインドから12点リードへ、点差は12分で19点動いています。

Lukaは第3Qだけで20得点。ブレイザーズのチーム全体15点を一人で上回りました。Luka以外も14点を加え、87-75で最終Qへ入っています[1]。

GAME FLOW · FROM -7 TO +12
HALFTIMELAL 53-607点ビハインド
3Q SCORE34-15LALが+19
LUKA · 3Q20 PTSPORはチーム15点
END OF 3QLAL 87-7512点リード
4Q SCORE37-43PORが6点縮める
LAL · 0:50.8114-1104点差
FINAL · LAL124-118最終6点差
POINT SWING19前半終了→3Q終了

相手の第4Q43点は同じでも、レイカーズの37点が違った

レイカーズは第4Qに43点を許しました。守備で試合を閉じたとは言えません。それでも、自分たちも37点を返しています。

現地11月1日のラプターズ戦も、相手の第4Qは43点でした。あの試合でレイカーズは27点。今回は10点多い37点を取り、12点リードから失ったのは6点分です[4]。

📋 相手が第4Qに43点を取った2試合
試合3Q終了時第4Q最終差
11/1 ラプターズ戦LAL +22LAL 27-43 TORLAL +6
11/6 ブレイザーズ戦LAL +12LAL 37-43 PORLAL +6

対戦相手も試合の流れも違うため、単純な優劣にはできません。ただ、リードを保つには守るだけでなく、相手の得点後にも自分たちの攻撃を終える必要があります。

残り50.8秒、4点差からの2つの得点

Damian LillardのFTで、残り50.8秒に114-110。ブレイザーズが終盤で最も迫った4点差です[2]。

残り27.7秒、Lukaが7フィートのフローターを決めて116-110。続くポゼッションでは、Austin ReavesがDonovan Clinganのパスを奪いました。残り23.6秒、そのままダンクを決めています。

ここが「Lukaの53点だけでは説明できない」場面です。Lukaが6点差へ広げ、Reavesが守備から8点差へつなぎました。

その後、ブレイザーズは残り12.3秒に再び4点差まで迫ります。LukaがFT2本を決め、Avdijaのレイアップ後にReavesもFT2本を沈めて、124-118で終わりました。

同じ53得点でも、第3Qの20点は逆転の中心、終盤の2点は4点差への返答でした。

コーチの目線

リードしている終盤は、「時間を使う」だけでは攻撃が止まります。見るのは、良い位置まで運ぶ役、シュートを終える役、相手のパスに手を出す役。LukaのフローターとReavesのスティールからのダンクは、別の役を連続して成功させた2プレーでした。

ターンオーバー差は、勝因の全部ではない

チームターンオーバーはレイカーズ11、ブレイザーズ24。13本差がありました。レイカーズはオフェンスリバウンドでも17-8と上回っています。

結果としてFG試投はレイカーズ93本、ブレイザーズ70本。23本の差がつきました。ただし、ターンオーバー差とオフェンスリバウンド差を足せば、そのまま23本になるわけではありません。

FT後の保持やチームリバウンドなど、ポゼッションの終わり方は複数あります。ここで置ける結論は、レイカーズがシュート機会を多く得たこと。その機会を53点へ変えた中心がLukaでした。

クォーター別得点

📋 ブレイザーズ対レイカーズ ラインスコア
チーム1Q2Q3Q4Q計
ブレイザーズ29311543118
レイカーズ20333437124

レイカーズ 全選手box score

📋 LAL 全選手スタッツ
選手MINPTSREBASTSTLBLKTOPFFG3PFT+/-
Luka Dončić(先発)38:095355103317-335-1514-18+16
Austin Reaves(先発)38:02253240248-221-88-8-6
Walker Kessler(先発)37:001612210157-100-02-3+8
Jake LaRavia(先発)24:3578310162-52-31-4-16
Matisse Thybulle(先発)24:1222030220-10-12-2-8
Sandro Mamukelashvili20:0773111002-61-32-2+19
Ziaire Williams19:5383120113-52-40-0+8
Quentin Grimes20:2820020121-30-20-0+19
Collin Sexton10:5700100050-40-10-0-10
Adou Thiero6:3744200012-40-00-00
Jaden HardyDNP出場なし
Kevon LooneyDNP出場なし
Lawson LoveringDNP出場なし
Jarred VanderbiltDNP出場なし

ブレイザーズ 全選手box score

📋 POR 全選手スタッツ
選手MINPTSREBASTSTLBLKTOPFFG3PFT+/-
Deni Avdija(先発)38:382291120856-121-49-140
Damian Lillard(先発)37:17220410405-134-108-8+5
Toumani Camara(先発)29:42186100157-124-80-0-4
Donovan Clingan(先発)27:491711112356-83-52-3-7
Scoot Henderson(先発)22:5522000550-20-12-4-2
Jrue Holiday31:14121700044-73-61-1-12
Sidy Cissoko22:0172301032-72-51-2-13
Robert Williams III16:2895222124-50-01-1+1
Chris Youngblood10:5671010122-42-41-2+4
Yang Hansen3:0020000100-00-02-2-2
Branden CarlsonDNP出場なし
Jayson KentDNP出場なし
Micah PotterDNP出場なし

※ 数字はNBA公式box scoreと独立した詳細boxで全出場選手・全項目を照合。FG・3P・FTは成功数-試投数です。DNPはNBA公式boxの表記に合わせています。

次に見るのは、53得点の再現ではない

レイカーズは試合後8勝2敗。次戦は日本時間11月9日午前8時、ピストンズ戦です[3]。

次に見たいのは、Lukaがまた50点を超えるかではありません。リードした第4Qに相手の勢いを止める守備と、得点を返す攻撃をどう分けるかです。

53得点は点差を作り、最後のフローターは4点差を6点差へ戻しました。ただ、残り50.8秒で4点差だった事実も残ります。勝利の中にある両方を、次の48分へ持ち越します。

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出典

[1] 最終スコア、ラインスコア、両チーム全選手box、チーム集計、Lukaの53得点と第3Q20得点:NBA.com Lakers box score / NBA.com Game Summary / HoopsStats detailed box
[2] 残り50.8秒からの得点順、27.7秒のLukaのフローター、ClinganのターンオーバーとReavesのダンク:NBA.com公式Play-by-Play / Yahoo Sports game recap
[3] 次戦ピストンズ戦の日時:Los Angeles Lakers公式日程
[4] 11月1日ラプターズ戦の第4Q43-27、最終6点差:NBA.com公式box score / Court Vision前回記事

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