Game 1のスコアは108-90。18点差という数字は、試合内容の一方的さをむしろ過小評価している。SGAを18点・7ターンオーバーに抑え込まれたレイカーズの"作戦"は機能した——それでも結果は完敗だった。サンダーの強さは一人のエースに依存していない。組織の深みこそが、今季のOKCを手のつけられないチームにしている要因だ。
レギュラーシーズン64勝18敗でウェスタン1位に立ったサンダーは、R1でサンズをスイープし、R2もGame 1から18点差の完勝。一方のレイカーズはR1でロケッツを6戦で突破したものの、LeBron James(41歳)の肉体的消耗は隠しきれない。
■ SGA:18pts・7TO(72試合連続20点以上がストップ)
■ Holmgren:24pts・12reb・3blk(31分)
■ Ajay Mitchell:18pts
■ ベンチスコア:サンダー34 vs レイカーズ15
■ セカンドチャンスポイント:サンダー21
■ リバウンド:サンダー44 vs レイカーズ41
■ LeBron James:27pts(12-17 FG)
■ Austin Reaves:8pts(3-16 FG)
■ 八村塁:18pts(7-13 FG・3P 3-6)——12試合連続3P成功率50%超
■ Marcus Smart:12pts・4reb・7ast
レイカーズが仕掛けたダブルチームは正解だった。SGAは通常比で10点以上少ない18点に終わり、7つのターンオーバーを犯した。問題はその先だ。SGAがボールを離した瞬間、Holmgren、Ajay Mitchell、Isaiah Hartensteinが空いたスペースを正確に突く。サンダーのオフェンスはSGA依存型ではなく、SGAを囮にした組織型だ。
Holmgrenの24点・12リバウンドは特に象徴的だった。センターとしてゴール下を支配しながら、ミドルレンジからの正確なシュートでレイカーズのビッグマンを引き出す。結果、インサイドとアウトサイドの両方でミスマッチが生まれ、レイカーズの守備は常に後手に回った。
対するレイカーズはLeBronの27点が光ったものの、ReavesがFG 3-16と完全に沈黙。ベンチ陣もサンダーの34点に対し15点と圧倒された。個のポテンシャルではLeBronが全選手中トップのパフォーマンスを見せたが、チームとしての設計力の差が最終スコアに直結した。
■ Holmgren 今季レギュラーシーズン:22.7pts・9.3reb・2.8blk・FG率57%
■ プレーオフ(R1スイープ含む):平均24.2pts・11.8reb・3.1blk
■ サンダー チームDRtg(守備効率):リーグ1位(107.7)
■ サンダー ベンチ得点:レギュラーシーズン平均38.2点(リーグ2位)
■ レイカーズ ベンチ得点:平均24.7点(Game 1は15点と大幅に下回る)
■ サンダー ターンオーバー強制力:相手に平均14.2TO(リーグ4位)
■ LeBron 今プレーオフ:平均26.4pts・8.1reb・5.9ast
41歳のLeBron Jamesがこのプレーオフで見せているパフォーマンスは、年齢を考えれば人類の限界を超えている。Game 1も27点・12-17 FGと個人成績は申し分ない。しかし周囲が機能しない中での孤立した奮闘は、チームの勝利には直結しない。Reaves、八村塁、Marcus Smartがそれぞれ安定した役割を果たせるかどうかがシリーズの行方を左右する。特にReavesのFG率回復は必須条件だ。
レイカーズがシリーズを継続するためには、まずReavesとベンチ陣の復調が不可欠だ。LeBron一人が奮闘しても、ベンチスコアで19点差をつけられる構造的不均衡は覆せない。サンダーにとっても無警戒は禁物だが、チームの設計力・デプス・守備効率のすべてでサンダーが上回っており、シリーズを通じた優位は揺るがない。
八村塁はGame 1で18点(7-13 FG・3P 3-6)と奮闘し、直近12試合連続で3P成功率50%超という驚異的な数字を維持している。レイカーズがサンダーに対抗するためには、八村の3Pが機能することがスペーシング上の生命線になる。彼のシュートが止まるとき、レイカーズのオフェンスは一気に詰まる——それほど八村の存在は今のレイカーズにとって重要だ。
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