データ分析

Nikola Jokić、通算200トリプルダブル──頻度と勝率を分けて読む

公開日2026.11.04編集部 · 6 min
Nikola Jokić、通算200トリプルダブル──頻度と勝率を分けて読む

200回を「多い」で終わらせない

現地10月28日のナゲッツ対ペリカンズで、Nikola Jokićが通算200回目のトリプルダブルを達成しました[1]。ただ、200という回数だけでは、記録がどれほど日常的なのかは見えません。

NBA公式の11月3日レポートでは、通算816試合中200回で24.5%。さらに、達成ゲームのナゲッツは勝率77.0%、非達成ゲームは55.8%でした[2]。

持ち帰りは「約4試合に1回」より、達成時と非達成時の21.2ポイント差です。ただし、数字は関係の強さを示すだけ。Jokićがトリプルダブルを記録したから勝った、とまでは言えません。

この記事のポイント
  • 200回/816試合 ── NBA公式11月3日集計では、出場試合の24.5%で達成
  • 勝率差は21.2ポイント ── 達成時77.0%に対し、非達成時55.8%
  • 記録は一人で完結しない ── 味方の成功、出場時間、相手との展開も数字を左右する

達成試合は21得点・13リバウンド・10アシスト

200回目は現地10月28日のペリカンズ戦でした。Jokićは21得点、13リバウンド、10アシスト。ナゲッツは104-91で勝っています[1]。

ここで分けたいのが、達成日と集計日の違いです。816試合はNBA公式11月3日レポート時点の通算出場数。到達日のゲーム数としては扱いません。

通算出場の24.5%という割合から、同じ高い基準を繰り返し満たした多さが見える。

NBA OFFICIAL SNAPSHOT · NOV. 3, 2026
CAREER TD
200
レギュラーシーズン
CAREER GAMES
816
11月3日分析時点
TD SHARE
24.5%
200 ÷ 816
TD AVG · PTS
25.8
200試合の平均
TD AVG · REB
14.3
200試合の平均
TD AVG · AST
12.0
200試合の平均
※ TD=トリプルダブル。NBA公式11月3日分析のレギュラーシーズン集計

24.5%は「次も4試合に1回」の予測ではない

24.5%は、過去816試合をまとめた割合です。これから4試合ごとに必ず1回起きる、という予定表ではありません。相手やプレー時間が変われば、ゲームごとの条件も変わります。

トリプルダブルは一人の記録に見えますが、アシストには味方のシュート成功が欠かせません。リバウンド数は相手のミスや守り方に左右される。10点・10リバウンド・10アシストへ届くには、接戦で長くプレーするかどうかも関わります。

コーチの補助線

ミニバスの言葉で置き換えるなら、「パスを出した」で終わらず、味方が決めやすい場所へ届けたかまで見る数字です。アシスト10本はJokićの判断を示す一方、受け手が決めた10回以上の成功も含んでいます。

だから24.5%は、Jokićだけの万能さを測る単独メーターではない。本人の判断と技術に、味方、時間、相手、ゲーム展開が重なった結果です。過去の頻度として読めば、数字を広げすぎずに済みます。

77.0%でも、46敗している

勝敗との結びつきは強く見えます。トリプルダブルの200試合は154勝46敗で、勝率77.0%。非達成ゲームの55.8%より21.2ポイント高い数字です[2][3]。

WIN RATE · TRIPLE-DOUBLE VS NON-TRIPLE-DOUBLE
TD RECORD
154-46
200試合
TD WIN RATE
77.0%
NBA公式11月3日集計
NON-TD WIN RATE
55.8%
NBA公式分析値
DIFFERENCE
+21.2
ポイント差
LOSSES WITH TD
46
勝利の保証ではない
※ 21.2は百分率ではなく、77.0%と55.8%のポイント差

ただし、77.0%は勝利の保証ではありません。実際に46敗しています。大きな差があっても、「Jokićが10-10-10へ届けば勝てる」という単純な条件式にはできない。

むしろ両方向から見るべきです。Jokićが得点、リバウンド、アシストを伸ばし、攻撃が回った可能性はある。一方、味方が決め、守備で相手を外させ、長くプレーできたゲームだから3項目が伸びた可能性も残ります。

Westbrookの209回とは「同じ定義、違う道のり」

比較対象として、Russell Westbrookは2026年8月の引退時点でレギュラーシーズン通算209回でした。Jokićの200回との差は9回です。ただし、回数の近さを、そのまま能力順位にはできません。

Westbrookは引退時点で1,301試合、JokićはNBA公式11月3日分析時点で816試合。役割、在籍年数、チーム環境が違います。ここで扱う200回は、レギュラーシーズンだけの数字です。

次に見るべきは、200から増えた回数だけではない

今後の確認点は、通算回数の更新だけではありません。達成した試合で、得点・リバウンド・アシストのどれが先に伸びたのか。味方の決定力や接戦の出場時間と合わせて見ると、トリプルダブルの中身が立ち上がります。

200は歴史に残る看板です。朝の持ち帰りは、その裏側にある24.5%と21.2ポイント差。ただし、どちらも未来の保証や勝利の原因ではない――そこまで含めると、次の1回の見え方が変わるはずです。

観たい選手が決まったら

次は「どこで観るか」。NBA視聴サービスを料金で比較

ドコモ・Amazon・League Pass、あなたに合う1つを5分で

視聴ガイドを見る →

NBA 視聴

NBA on PrimeをAmazonで観る

プレーオフ含む主要試合を日本語実況で配信中

※ 本リンクはアフィリエイト広告を含みます

出典

[1] 200回目の達成試合、21得点・13リバウンド・10アシスト、ナゲッツ104-91ペリカンズ:NBA.com Game Summary https://www.nba.com/game/den-vs-nop-0022600140 / NBA.com「Visualizing the Game: Nikola Jokić’s 200 triple-doubles」 https://www.nba.com/news/visualizing-game-nikola-jokic-200-triple-doubles
[2] 200回/816試合=24.5%、達成時77.0%・非達成時55.8%、200試合の平均、Westbrookとの通算比較:NBA.com「Visualizing the Game: Nikola Jokić’s 200 triple-doubles」(2026年11月3日) https://www.nba.com/news/visualizing-game-nikola-jokic-200-triple-doubles
[3] レギュラーシーズンのトリプルダブル試合154勝46敗:Land of Basketball「Nikola Jokic Triple Doubles - Regular Season」 https://www.landofbasketball.com/nba_players_stats/triple_doubles/nikola_jokic.htm

※ 記事中の200回・816試合・勝率はNBA公式11月3日分析時点。非達成時55.8%は同分析の値であり、別集計による独立検証済みとはしていません。

関連記事

Russell Westbrookの背番号0が永久欠番へ──サンダーが残す「記録と街」 →

グリズリーズ対ブレイザーズ、Boozerの12アシストがつないだ29点 →

NBAボックススコアの見方──スタッツ表を上から順に読む →

この記事、どうでしたか?

← 一覧に戻る