チーム分析

76ersは優勝候補か──LeBron欠場でも開幕3連勝、3条件を再検証

公開日2026.07.26更新日2026.10.26編集部 · 8 min
PHI
チーム分析NO. 10
3
CONTENDER CHECK · 3 KEYS

バックス対76ersは127-116。LeBron Jamesを欠いた76ersが開幕3連勝を飾りました[3]。

Joel Embiidは28得点、11リバウンド、10アシスト。Jaylen Brownが27得点、Tyrese Maxeyが26得点を加えています[3]。

数字から見えたのは、LeBron不在の得点とパスを1人へ集中させなかったことです。開幕前から追う3条件のうち、「稼働と休養」に初めて具体的な実戦材料が出ました。

この記事のポイント
  • LeBron欠場でも127得点──Embiid、Brown、Maxeyの3人で81得点を記録した
  • 得点とパスを3人で分けた──Embiidは10アシスト、Brownは27得点、Maxeyは26得点を残した
  • 3-0は完成の証明ではない──Embiid不在時間と継続できる休養設計は、引き続き確認が必要

開幕3試合目で、最初の休養テストが来た

LeBronは日本時間10月25日(現地24日)のバックス戦を欠場しました。NBA公式ではInactive。現地報道は、腰と坐骨神経痛の管理、連戦初戦での休養と伝えています[4]。

新たな重傷や長期離脱を示す発表は確認できていません。76ers加入後、初めてLeBronが出なかった試合として分けて見ます。

GAME 3 · CONTENDER CHECK
RECORD
3-0
開幕3連勝
vs MIL
127-116
LeBron欠場
EMBIID
28 / 11 / 10
PTS / REB / AST
TOP 3 SCORERS
81 PTS
チーム得点の63.8%
PHI 3P
19 / 44
MILは11 / 34
TURNOVERS
11 - 22
PHI - MIL

3人の81得点は、チーム全体の63.8%です。ただし、3人だけで勝ったとは言えません。

PHIは3P成功数で19-11、ターンオーバーで11-22でした。一方、リバウンドは40-62。良い数字と課題が同じ試合に残っています。

条件1──主力の共存は「4人同時」だけではない

📋 主力4人の開幕3試合
選手ニックス戦
PTS / REB / AST
キャバリアーズ戦
PTS / REB / AST
バックス戦
PTS / REB / AST
Tyrese Maxey28 / 4 / 532 / 3 / 626 / 4 / 4
Jaylen Brown19 / 8 / 621 / 8 / 427 / 3 / 5
LeBron James14 / 9 / 717 / 10 / 5Inactive
Joel Embiid13 / 11 / 624 / 7 / 128 / 11 / 10

最初の2試合は、4人がそろって数字を分け合いました。3試合目はLeBronがいない中で、残る3人が得点とパスを分けています。

Embiidの10アシストは、得点だけでなく味方のシュートにもつないだ記録です。BrownとMaxeyは合計53得点。得点役を1人へ寄せずに終えました。

ここで「LeBronがいなくても問題ない」とは決めません。分かったのは、最初の休養テストを勝利で終えたことまでです。

数字の対立から、勝ち方を読み違えない

📋 バックス戦・チーム数値の対比
項目76ersバックス
得点127116
3P19 / 4411 / 34
ターンオーバー1122
リバウンド4062

76ersは3Pを8本多く決め、ターンオーバーも11本少なく抑えました。相手よりボールを失う回数が少なく、外から得点を足した試合です。

ただし、リバウンドでは22本の差をつけられています。3Pとターンオーバーを勝った理由のすべてにせず、弱点も一緒に残すべき結果でした。

コーチの目線

主力が休む日に、代役へ同じ仕事を丸ごと渡す必要はありません。攻撃を始める役、最後に打つ役、流れを落ち着かせる役を分ける方法があります。

バックス戦では、Embiidが28得点と10アシスト。BrownとMaxeyが計53得点でした。誰か1人がLeBronになるより、3人で得点とパスを分けたと読むほうが、見えている数字に合います。

条件2──Embiid不在時間は、まだ未回答

Embiidはバックス戦で36分12秒プレーしました。トリプルダブルは大きな成果ですが、出ていない時間の答えにはなりません。

今回も新しいON-OFFデータは確かめられていません。Embiidが下がった時間の得失点や守備を、同じものさしでは比べられません。

3連勝しても、控え時間の組み立ては、まだ答えが出ていません。リバウンド40-62もふくめ、周囲の4人がどう補うかを追います。

THREE KEYS · AFTER 3 GAMES
主力の共存
前進
欠場時も3人で分担
Embiid不在時間
未回答
ON-OFF未確認
稼働と休養
一歩前進
初の欠場試合で勝利

条件3──稼働と休養は、観察から実戦へ進んだ

LeBronが休んだ一方、Embiid、Brown、Maxeyは約35〜36分ずつ出場しました。得点分担はできましたが、出場時間の負担は3人に残っています。

1試合で休ませ方の成功とは言えません。次は別の主力が休む日や、日程が詰まるときも得点とパスを分けられるかを見ます。

休ませた選手の穴を埋めることと、出た選手へ負担を寄せすぎないこと。2つを同時に進めて初めて、長いシーズンの強さになります。

76ersは優勝候補へ近づいたか

候補としての材料は、2連勝の時点より増えました。LeBronの初欠場で勝ち、Embiid、Brown、Maxeyが得点とパスを分けたためです。

一方、Embiidが下がる時間とリバウンドの課題は残りました。開幕3連勝は前進ですが、完成の証明ではありません。

次に見るのは、別の組み合わせでも得点と判断を分けられるかです。休養日を勝つだけでなく、主力3人の出場時間も抑えられるか。3条件を一つずつ更新していきます。

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出典

[1] ニックス戦の最終スコア、選手記録、出場時間:NBA.com「76ers at Knicks, Final Box Score」 / ESPN「76ers at Knicks, Box Score」
[2] キャバリアーズ戦の最終スコア、選手記録、出場時間:NBA.com「Cavaliers at 76ers」 / ESPN「Cavaliers at 76ers Box Score」
[3] バックス戦の最終スコア、選手・チーム記録(秒単位の出場時間はNBA公式):NBA.com「Bucks at 76ers, Box Score」 / CBS Sports「Bucks at 76ers」 / The Philadelphia Inquirer
[4] LeBronの欠場理由と連戦初戦の管理:The Philadelphia Inquirer / PhillyVoice

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